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文書作成日:2023/12/05
声のかすれ・衰えを改善し、いつまでも若々しく!
乾燥の季節にともなって、声のかすれ、声の出しにくさなど、衰えを感じることはありませんか? 今回は、年齢に負けず、いつまでも元気でつややかな声を保てるように、のどの不調に関する基礎知識やケア方法についてご紹介します。
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声のかすれ、衰えの原因とは?
声のかすれ、声の出しにくさの原因に、声帯・のどの筋肉量の低下、肺活量の低下、声帯の粘膜の萎縮、声帯の分泌腺の機能の低下などがあります。声を出すには声帯を振動させる必要がありますが、老化や炎症などによって声帯が閉じてしまうと、発声がうまくいかなくなります。のどの筋肉が衰えると、むせたり、誤嚥を引き起こしたりします。
まずは、のどの衰えについて確認し、今の状態を把握しましょう。
【のどの衰えのチェック方法】
「あー」と、声を出し続けてください。その結果、女性で12秒程、男性で15秒程、途中で声がかすれて発声が続かない場合は、のどの筋肉が衰えている可能性があります。10秒ももたない場合は、疾患の可能性も考えられます。
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声のかすれに隠れている病気とは?
風邪などの症状はないのに、声のかすれや声の出しにくさが続く場合は、声帯に関する病気、甲状腺がんによる神経麻痺なども考えられます。声帯に関する病気については次のとおりです。
- 声帯結節
声を出し過ぎて声帯に刺激が続くと、声帯の粘膜の下に体液が溜ったり、繊維化したりして、指にできるペンダコのような結節となります。すると、声帯の振動がうまくいかず、声がかすれてしまいます。 - 声帯ポリープ
声を酷使すると声帯の粘膜が充血し、血腫ができます。さらに酷使し続けると、ポリープとなって声帯がうまく閉じないようになり、声のかすれ、発声のしにくさ、低音などの症状がみられます。 - 声帯萎縮
加齢をはじめ、のどの炎症の病気などによって、声帯の容積が減少すると声帯がうまく閉じられなくなります。そのため、声が出しにくくなったり、かすれ声になったり、弱々しい発声になります。
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のどの衰えを防ぐために
のどの衰えを防ぐためには、のどの潤いケアに加え、声帯を鍛えることが重要になります。具体的には次の方法が考えられます。
のどの潤いケア
のどの潤いを守るには、「水分をマメに摂る」、「部屋を加湿する」、「マスクをする」、「うがいをする」、「アルコール・タバコを控える」などの一般的なケアを続けることがおすすめです。はちみつ、大根、牛乳など、炎症の緩和、粘膜の健康維持を助ける食べ物を摂るようにしてみましょう。
声帯を鍛える
声を出し過ぎることは、のどに負担をかけますが、声帯周辺の筋肉を鍛えるには、声を出すことが欠かせません。のどだけを使わず腹式で発声することを心がけながら、人との会話、朗読、歌など、無理のない範囲で声を出す機会を増やしてみましょう。口を大きめに表情豊かに話すことでも声が出しやすくなり、声帯を鍛える助けとなります。
いつまでもハリのある若々しい声を守るためにも、今日からできることをはじめてみませんか。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
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