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文書作成日:2023/01/05

年齢を重ねると持病が増える傾向があり、処方される薬の種類も多く、それにより体調をくずしている場合があります。改めて薬とのつきあい方について考えてみませんか。

ポリファーマシーとは、多剤服用と和訳されますが、単に多くの薬を飲んでいることを指すわけではありません。多くの薬を服用することで、飲み間違いや副作用など薬に関わる問題が起きやすい状態を表します。

一般的には、6種類以上の薬を飲んでいる方に、副作用が起きやすいとされています。今、複数の薬を服用していて次のような症状が強く感じられる場合は、薬の飲みすぎを疑ってみることをおすすめします。
- 頭がボーとしてやる気がでない
- 物忘れしやすくなった
- ふらつき、転倒を繰り返している
- 排尿障害または便秘になりやすい
- 気分が落ち込みやすい
- なかなか食欲がわかない
■特に注意すべき薬とは?
「不眠症・うつ病の薬」、「抗血栓の薬」、「高血圧の薬」、「糖尿病の薬」、「痛み止め・解熱の薬」などは、高齢の方にとっては副作用を起こしやすい薬とされています。75歳以上の方または75歳未満でも介護を受けている方は、できれば使用は控えた方がいいとされています。気がかりな場合は専門医にご相談ください。
「不眠症・うつ病の薬」、「抗血栓の薬」、「高血圧の薬」、「糖尿病の薬」、「痛み止め・解熱の薬」などは、高齢の方にとっては副作用を起こしやすい薬とされています。75歳以上の方または75歳未満でも介護を受けている方は、できれば使用は控えた方がいいとされています。気がかりな場合は専門医にご相談ください。

高齢者によくみられるポリファーマシーの症状。その理由は次のようなことが考えられます。
- 複数の医療機関を受診してしまう
- 高齢で病気が増えることで多くの医療機関を受診し、服用薬が増えると副作用が起きやすくなります。
- 薬の副作用を薬で対処してしまう
- 薬で起きた症状を副作用と気づかず、新たな薬で対処しようとすると、さらに体調が悪化してしまうという悪循環が起こりやすくなります。
- 病気がおさまっても薬を飲み続ける
- 一次的な症状で飲み始めた薬をいつまでもやめず、そのまま飲み続けてしまうことで、副作用が起きることがあります。
- 肝臓・腎臓の機能低下で薬が効きすぎる
- 高齢になると肝臓・腎臓の機能が低下し、代謝や排泄までの時間がかかることで薬が効きすぎてしまうことがあります。

ポリファーマシー対策には、次のようなことを心がけてみましょう。
- @医療機関等で、むやみに薬をもらいたがらないようにしましょう。
- A病院や薬局を利用する場合は、お薬手帳を1冊にまとめて活用しましょう。
- B自分で勝手に薬をやめたりせず、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
薬に頼りすぎず、過剰に飲みすぎていないか、考えてみる視点をもちたいものです。
なお、適正に薬を服用したにもかかわらず、その副作用で重篤な健康被害がでた場合は、医療費や年金などが給付される「医薬品副作用被害救済制度」という、公的な制度があります。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
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